「環境物質と健康」 青柳昭彦 内科循環器医師

あおやぎ内科循環器クリニック 

 私たちの健康は、環境によって大きく影響されることは言うまでもありません。人類誕生以来の問題であるウィルスや細菌などの微生物による感染症の他に、大気汚染や食品添加物など近年になって問題となっている環境因子があります。気管支喘息を例にとれば、工場や自動車から排出される二酸化硫黄複合体、オゾン、窒素酸化物、密閉性の増した住居でのホルムアルデヒド、多くの食品に含まれる農薬や食品添加物など、多彩な環境物質が気管支喘息の発病因子や増悪因子として挙げられています(日本アレルギー学会「喘息予防・管理ガイドライン」)。最近花粉症が増えている理由の1つに中国から飛来する黄砂の影響を挙げる説もあります。ディーゼル排出微粒子によって血管内皮機能が障害され、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患につながることも取りざたされています。

 現代に生きる私たちが、このような健康に悪影響のある環境物質を避けるためには、個人個人が意識して工夫することと共に、国や国際社会全体での取り組みも大切です。一方で個人の力だけで避けられる環境物質、それも甚大な健康被害をもたらす環境物質があります。それは、タバコです。喫煙する本人は言うまでもなく、周囲でその煙を間接的に吸引する人にも健康被害があります。

 まずはひとりひとりが、目に見えない、気づかれにくい、さまざまの環境物質について意識を持って、健康を守るために、自身でできることから実践することが第一歩だと思います。

青柳昭彦 2010年5月31日

*あおやぎ内科循環器クリニックのホームページ


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